karimasu

アニメとゲームのことを書きます

ヤマノススメ セカンドシーズン 聖地巡礼 ~富士山編~

ヤマノススメに感化されて初めた登山、ついに日本最高峰の富士山に登るときがやってきました。
前回の筑波山登山で身体を慣らし、装備も新しく買い足して準備は万端。
友人2人(たいぺいくん、やすーみさん)と新宿で集合し、高速バスに乗って富士山五合目へ向かいます。

 

五合目に着くとまず人の多さに驚きました。
富士山は山の上でも混雑するとは聞いていましたが、完全に観光地といった雰囲気です。

f:id:maidskii:20180713112527j:plainf:id:maidskii:20180801035152j:plain

f:id:maidskii:20180713113339j:plainf:id:maidskii:20180801035326j:plain

f:id:maidskii:20180713113648j:plainf:id:maidskii:20180801031617j:plain

▲アニメと同じ構図になるよう角度を調整しながら写真をパシャパシャ撮っているところを友人に見られて若干恥ずかしかったです。

 

ぶらぶらお土産を見て回って薄い空気に身体を慣らします。お土産はさすがたくさんあります。山梨繋がりでゆるキャンパッケージのお菓子など売っていて笑いました。
焼印を押してもらうための金剛杖を買いました。

この時点でわずかにクラクラし始めていて高山病にならないか心配になりましたが、その後は特に問題ありませんでした。
 

神社などを一通り見て回ってからは準備体操をしていよいよ登山道へ入ります。
五合目から七合目あたりまでは歩きやすい道が多く楽でした。七合目あたりまでは馬に乗って登ることもできるそうです。楽しそう!
友人と他愛もない話をしたり真面目な話をしたりしながら登りました。
途中でたいぺいくんが五合目で買っていた岩の形をした砂糖菓子を食べました。見た目が火山岩そっくりで、客観的に見ると本当に岩を食べているように見えるのが面白かったです。味は金平糖と同じでした。
まだ登り初めたばかりだけども景観はとてもいい。天気に恵まれました。 f:id:maidskii:20180713133655j:plain

 

七合目から八合目は体感的にかなり長い間歩き続けた印象です。
アニメでひなたが「こんなの道じゃないよ~」と言っていたように岩場も多く、よじ登ることが多かったです。
八合目あたりはアニメでも言われていたように山小屋が密集しています。
山小屋に着くたび、五合目で買った杖に焼印を押してもらえます。1つ300円くらい。
「頂上に近いところほど焼印の値段が高くなったら悪どいビジネスモデルだよな」などと冗談を言って笑っていましたが、実際上の方の山小屋では焼印2つで500円だったりと山の真ん中でビジネスを感じました。

f:id:maidskii:20180713143420j:plain

 

17時半頃に予約していた山小屋へ到着。
八合目の「太子館」で、ヤマノススメではあおいが高山病になって泊まった山小屋です。
18時に夕食。
カレーライス(ルーが少ない)と焼き魚などのおかず(少ない)。
山の上なのでしかたないとはいえ男子には物足りない量。
おやつに持ってきたポテチ(気圧差で袋がパンパンになっているところを見るためだけに持ってきた)をみんなで食べました。

 

夕食後はご来光を見るためにすぐ寝ます。
とはいえあっさり眠れるわけでもなく、夜中に一度目が覚めたので寝所を離れて本を読んだりして気を紛らわせていました。

 

寝直して朝4時に起床。
山小屋の外に出てご来光を待ちます。
早朝の山はとにかく寒い!このとき食べたカップラーメンは格別でした。
幸いにも天気が良くご来光は綺麗に見られました。雲海を照らす太陽が神秘的でした。

f:id:maidskii:20180714044947j:plain

 

山小屋はチェックアウトがとても早く朝5時です。
そこからひたすら頂上まで登り続けます。後半はとにかく岩場が多いです。
高層ではさすがに空気の薄さを感じ、呼吸をしても息を吸った気になりません。やすーみさんもかなりグロッキーな様子。
蛇行した道を1~2往復するたびに休憩を挟みながら頂上を目指し、予定よりも1時間ほど多くおよそ3時間かけて頂上へ辿り着きました。

f:id:maidskii:20180801033654j:plain

▲テンションが上がり謎のポーズをとる僕

 

登り切る直前は写真を撮る気にもならないくらい身体も気持ちも重かったですが、いったん登り終えるとその嬉しさは爆発的です!
しばらく登頂の余韻に浸りながらまったり。山頂で食べた牛丼は最高の一杯でした!

f:id:maidskii:20180801033803j:plain

▲富士山の頂上で売っている牛丼は世界一美味いと思います

 

十分山頂を満喫したところで下山開始。
下山道は登りとは別の道で、フカフカした土の道を蛇行しながらひたすら下っていきます。
ぶっちゃけ風景としても特に見どころはなく下りは無心です。
ただし下りはやはり脚への負担が大きく、膝を痛めそうになり少しずつ立ち止まりながら歩きました。こうなるとかなり大変。
もうだめかと思いながら4時間近くかけてなんとか五合目まで下り終え、バスまでの時間がなくなっていたのでサッとお土産と昼食を済ませて乗車。
さすがにもう雑談する元気も残ってなかったですが、富士山を登り切り、無事帰ってこれたことで何よりも満ち足りた気持ちでした。

f:id:maidskii:20180801034714j:plain

▲アニメであおいとここなが食べていた雲海ラーメン(実物)

 

さて、富士登山を無事終えた感想ですが、最高でした!
やはり日本人なら一度は富士山に登っておきたいですよね。
特に富士山は登山が趣味でなくても登ったことがある人が多く、会話に花を咲かせるのも楽しいでしょう。
(僕の場合は新宿に戻ってその足で日帰り銭湯に行ったところ、受付の女性も富士山に登ったことがあり「富士山に登ってきたんですか?」と声をかけてもらい富士山の人気を実感しました)

 

また、登山そのもので見ても、(前半は)道が登りやすく、山小屋がたくさんあるため食べ物飲み物を補給しやすく、何より眼前に雲が広がる景観の良さが大変素晴らしかったです。
視界にどこまでも景色が続く壮大さの魅力は実際に体感しないとなかなか伝わりづらいかもしれませんが、特に普段都会で暮らしているとその開放感は一層味わい深いです。

 

次は別のルートで登るのも面白そうですし、今回はお鉢巡りもできなかったので来年もまた富士山に行きたいです。
これを見て少しでも興味がわいた人はぜひ一緒に登山に行きませんか?